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目で楽しみ、伝統を知り、知的に興奮する!大人向けイギリス映画10選

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ハリウッド映画に比べると、過剰な演出に頼らず、しっかりとしたドラマで魅せて行くタイプの作品が多いイギリス映画。

もちろん、若者を描いたEDGEの効いた格好いい映画、奇抜な映画も沢山ありますが、ここでは主に、美しい映像と共に、作品の舞台となった時代や場所、当時の社会風習等をじっくりと堪能しながら楽しめる、大人向けでちょっと文化的なイギリス映画を10本ご紹介します。


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10位:炎のランナー

1924年のパリ・オリンピック陸上短距離において、イギリス代表として金メダルをもたらした2人の若者の実話。

ユダヤの血をひく為、言われなき偏見を受けながら生きるハロルドとスコットランドの宣教師の家に生れたエリック。偏見に勝利する為に走るハロルドと神の為、信仰の為に走るエリック。

タイトルから想像されるような、熱いスポ根ドラマではなく、違った考えを持ちながらも、同じ目標に向かって行く2人の姿に社会問題を絡めながらも、淡々と美しい映像にのせて綴って行きます。

ヴァンゲリスの有名すぎる音楽が流れ、選手達が浜辺を走って行くオープニングは心が洗われます。
また、衣装デザインでアカデミー賞を受賞した英国トラッドもファッション好きには見所です。アカデミー賞4部門受賞。

9位:日陰のふたり

はっきり言って救いのない悲劇映画です。こんな悲しい映画には、なかなかお目にかかれません。

19世紀のイギリスを舞台に、2人の男女が愛を貫こうと奔走するも、当時の慣習と自らのプライドに縛られて、結婚することも出来ず、苦労の末、やがて悲しい結末を迎ます。

トーマス・ハーディ原作の「日陰者ジュード」を鬼才マイケル・ウィンターボトムが監督。1番脂が乗ってた頃のケイト・ウィンスレットとクリストファー・エクルスト主演。ある意味、どんなスリラー映画よりも身も凍るラスト30分ですが、当時のイギリスの文化・常識が良くわかるし、映画の完成度はかなり高いのでメンタルの強い方にはオススメです。

8位:ジェイン・エア

困難な境遇に育ちながらも、自身の努力と聡明さで家庭教師の職を得て自立し、そこで出会った風変わりな主ロチェスター卿としだいに心ひかれあって行く、、、、。と言う、シャーロット・ブロンテの同名長編小説の映画化。

何度も映画化されているこの作品ですが、ここでは「ロミオとジュリエット」で有名なフランコ・ゼフィレッリ監督の1997年の作品を紹介します。

いかにもゼフィレッリ監督らしく、甘くて美しい作品にしあがっています。また、主演のシャルロット!、ゲンズブールが当時としては珍しい自立した女性を清々しく演じていてとても好感がもてます。長い原作を大幅にカットしているのですが、その分、焦点が絞られ話が分かりやすくなっているので、私はこの映画化が1番好きです。

7位:オルランド

映画化不可能と言われていたヴァージニア・ウルフ原作『オーランドー』を監督のサリー・ポッターが自信の解釈を交えて映画化した快作。

エリザベスⅠ世から寵愛を受けたイングランドの青年貴族オルランドが、老いる事なく、しかも途中で男から女へと性別も変わりながらも、16世紀から20世紀までを生き続けながら、自らの「生」や「愛」の意味を探して行く、と言うちょっと変わった不思議な映画です。

主演のティルダ・スウィントンの性別や年齢を超越したような神々しい美しさに舌をまきます。彼女無くしてこの映画は成立しなかったと、観る人統べてに思わせてしまう説得力があります。また、ピーター・グリーナウェーのスタッフが作り出した美術は、計算され尽くしていて、何処を切っても一枚の絵画のようです。

6位:ウェールズの山

ウェールズのとある村に2人のイギリス人が地図作成の為、フェノン・ガルウと呼ばれる村1番の山を測量にやって来る。しかし、測量の結果、地図に山として載せるには6メートル足りず『丘』という判断に、、、。そこで村人達はあの手この手をつかって、イギリス人を引き止め、丘に6メートルの盛り土をして山にしてしまおうと計画する。

という、ちょっと荒唐無稽だけど史実にもとずく話をのんびりとハートフルに、そしてユーモアたっぷりに描いた佳作です。ウェールズの村人たちが本当にユーモラスに魅力的に描かれていて、観ていて自然と笑みがこぼれて来ます。

そしてもちろん美しいウェールズの丘稜農地、パッチワーク農園のヘッジロウ。


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5位:いつか晴れた日に

イギリスを代表する作家ジェーン・オースティンの小説「分別と多感」を主演のエマ・トンプソンが自ら脚本を書きプロデュースした良作。

監督は「ブロークバック・マウンテン」などのアン・リー。19世紀初頭。名家の姉妹が不遇に見舞われながらも、幸せを掴んで行く過程をハートフルに描いた映画です。

物分りの良いしっかり者の長女(エマ・トンプソン)と、奔放に自分らしく振る舞う次女(ケイト・ウィンスレット)。この2人が、お互いの恋の行方を時に反発しながらも、自分の事のように一喜一憂しながら差さえあって行く姿が本当に微笑ましく、心暖まります。

また、古い伝統的な英国を舞台にしたこの物語を、欧米人ではなく台湾人の監督が撮ることによってできた空気感が程よく心地良いです。エマ・トンプソンの脚本はアカデミー賞で脚色賞を受賞!

4位:バリー・リンドン

アイルランドの平民の若者が、数奇な運命をたどりながら貴族にまで登り詰める様と、その後の転落の人生を描いた大河ロマン。ウィリアム・メイクピース・サッカレーの同名小説を、巨匠スタンリー・キューブリックが製作・脚本・監督して映画化。

主人公バリーの人生を、派手な演出なく淡々と綴りながら人間のおろかしさを描いて行きます。3時間と長尺ながら、考えぬかれた脚本と演出によって、あっという間にかんじます。そして何よりの見所は、完璧主義のキューブリックよる美し過ぎる映像です。

細かいディティールに拘り、当時のデザインに忠実に再現されたセットや衣装と、室内、室外の自然の光を表現出来るように開発された撮影レンズによって再現された18世紀の世界は絵画的で、なおかつ立体感があり、まるでその場に実際に居るかのような錯覚を覚えるほどの、圧巻の映像です。

また音楽も素晴らしく、とりわけメインテーマとして使われるヘンデルのサラバンドはとても印象的です。アカデミー賞4部門(撮影、美術、歌曲、衣装デザイン)受賞。

3位:眺めのいい部屋

イギリスの良家の令嬢が旅行で訪れたフィレンツェで、ひょんなきっかけ(同伴の従姉の自室の眺めが良くないと発言)から知り合った青年と恋に落ちるのたが、2人の恋は思わぬ方向へ、、、という女性の恋と成長を描いた映画です。

E・M・フォースター原作、J・アイボリー監督の1987年の映画で、この年アカデミー賞では8部門にノミネートされ脚色、衣装で受賞しました。

前半はフィレンツェ、後半はイギリスの美しい田園風景が楽しめます。知的で品の良い、ウイットに富んだセリフが最後まで全く飽きずに観れてしまいます。主演のヘレナ・ボナム・カーター。この頃、顔ちっちゃくて可愛いい!

2位:ハムレット

ここで紹介するのは1996年に制作された、ケネス・ブラナー監督版。「ローレンス・オリビエの再来!」と謳われた天才ケネス・ブラナーが、自ら監督・脚本・主演を努め長年熱望してきた「ハムレット」を完全映画化。

有名過ぎるシェイクスピアの戯曲「ハムレット」を舞台を中世から19世紀に設定を変えながらも、原作のセリフは一切カットせずに4時間に超える大作として見事に描ききっています。

絢爛華麗な美術や衣装は美しいだけでなく、登場人物の心象をもかたり、豪華過ぎるキャストは水を得た魚のように名演をくりひろげます。これぞシェイクスピア映画の最高峰です!ちなみに舞台となる城の外観は世界遺産になっているチャーチルの生家「ブレナム宮殿」。

1位:日の名残り

カズオ・イシグロのノーベル賞受賞で再注目されているジェームス・アイボリー監督の名作。1993年の作品、その年のアカデミー賞では8部門にノミネートされました。代々、城に仕える執事を仕事とする主人公の回顧録形式で話は進んで行きます。

イギリス南東部を舞台に戦前から戦後へと移り変わる時代を映しながら、頑なに執事としての生き方をまっとうする、主人公の人生と恋をアンソニー・ホプキンスが抑制された演技で魅せてくれます。相手役のエマ・トンプソンも当然の名演技で答え、本当に品の良いドラマになっていて、派手な事件も過剰な演出もないのに画面から目が離せない!まさにイギリス映画の真骨頂のような作品です。

舞台となるお城ダーリントン・ホールを囲む自然の、四季折々の風景も美しく、いつまでも心に残ります。



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takashi
映画、音楽、猫、料理、、、、、が好きです。

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